助成金の申請

自発的に参加した研修でお金がもらえる!?

先日、サッカーの指導者として働いている私の友人が、指導者ライセンスを取得しました。

サッカースクールのコーチのプロフィールにはよく「〇級指導者ライセンス保有」と書かれていることがあります。

サッカーの指導の仕事をしている多くの方は指導者ライセンスを保有しています。

この指導者ライセンスには幾つかの階級があります。

より上級の指導者ライセンスを取得すれば、指導できるカテゴリーが広がります。

最も上級の指導者ライセンスを取得すれば、プロのチームの監督をすることもできます。

もし今よりも上のカテゴリーの指導をしたいと思えば、自発的に受講し、ライセンスを取得することになります。

 

さて皆さんの会社では従業員の方から「研修を受けに行きたい」と言われたことはありませんでしょうか。

もしあればそれは助成金を申請できるチャンスです。

 

助成金の中には「人材開発支援助成金(キャリア形成支援制度導入コース)」というものがあります。

 

これは、まだ会社に制度はないけれど、新たに制度を導入及び実施し、従業員の育成に取り組む会社を支援するための助成金です。

 

「キャリア形成支援制度導入コース」の中に、自発的に研修等を受講したいと言ってきた従業員に対して、教育訓練のための休暇(事前に制度導入が必要)を与えて研修を受講させてあげるという内容の助成金があります。

もちろんどんな研修でも良い訳ではありません。

仕事に関する研修でなければ、助成金の対象とはなりません。

 

例えばサッカーの指導の仕事をしている友人が、野球の指導者の研修に行ったとします。

これはサッカーの指導の仕事には関係がない為、対象にはなりません。

 

しかしこの助成金に関して最も注意しなければならない点は他にあるのです。

 

それは「従業員が自発的に研修に参加する」ということです。

 

いくら業務に関係していても、会社から従業員に「この研修を受講してこい」と言って受講させた研修では対象になりません。

その他にも申請する為には様々な要件があります。

 

「従業員の仕事に対する意欲に応えてあげたい」

「研修に参加しやすい環境を作ってあげたい」

等のお気持ちがあればご相談ください。

制度の導入から助成金の申請まで対応させていただきます。

 

坂根 真行

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